福岡支部春季懇親チヌ釣り大会 in 晴気

平成25年3月24日。
佐賀県晴気にてオブザーバー2名を加えた福岡支部会員全20名にて春季懇親チヌ釣り大会が開催された。
同大会は春と秋の年二回開催されるが今回は春季大会であり、季節に相応しくチヌがターゲットだ。
“晴気が釣れ始めた。”という事前情報も得て迎えた今大会だが、参加会員達は朝6時に世宝丸に乗船。嬉々として出港後、一様に笑顔で磯へと渡って行った。

今大会は来月に開催される釣研FGチヌ釣り選手権を想定し、1尾長寸が適用されている。
今時期の海水温は日々変化し、ダイレクトに釣果に現れる。更に渡礁した磯によってシモリなど根の激しい釣り場、藻が多く群生する釣り場、砂地など変化に富んでおり、上位に食い込む為の一つの条件としてはこれらの状況、フィールド的要素に対応出来る幅広いテクニックが要求される。また付け餌、撒き餌の工夫も大事なファクターとなろう。

やがて12時半までの実釣を終え、やがて港に選手達が戻ってきた。
既に始まっている乗っ込み期。腹パン状態のチヌが数多く出る事が予想されたが、どの磯場でも予想に反して相当に厳しい状況だったようで、検量に出さない選手もかなり居る。
その中で自分の持つ釣技を総動員し、見事本命を持ち込んだのは僅か三名の会員だ。
また他魚の部では一際目立つ真鯛が出てきて厳しかった大会に華を添えた。
入賞者結果は下記の通り。

優勝 :柳之内 雄(城北地区):47.5cm
準優勝:河合 和秀(城北地区):46.1cm
三位 :紫垣 美潮(博多地区):41.3cm
他魚 :橋口 高志(博多地区):40.0cm(真鯛)

厳しい釣りとなった背景には群れで移動し、産卵場所の近海に寄ってくる乗っ込みチヌの習性にあるだろう。ほんの数日前に釣れ盛った晴気のチヌ。それらが去った後、再び第二陣が入って来るのが例年のパターンだが、残念ながらこの日はその周期の谷間に当たってしまった様だ。

閉会式では柴崎副会長も駆けつけていただき、また表彰式の後、行なわれたお楽しみ抽選でも相当な盛り上がりを見せ、楽しかった懇親チヌ釣り大会が終了。
仲間と楽しさに満ちた一日を過ごした会員達は、玄海の山々に咲く桜の花を眺めつつ、また今後開催されるであろうイベントを楽しみに福岡へと戻って行った。


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