夏といえば、超高級魚、そして幻の魚「アラ(クエ)」のシーズンであります。
当社社長を始め有志は、この時期、特にこのお魚を狙って五島方面に月に2~3回釣行します。
夜釣りとはいえ、真夏の暑い磯で一昼夜過ごすのは体力・気力ともに相当消耗するのですが・・・
やはり、釣れた時の喜びは格別です。
フカセ釣りとはまた違った意味での面白さがあるアラ釣りを、弊社尾仲がレポートします。
釣り場は、長崎県五島列島の中五島西岸に浮かぶ、「串島」です。この一帯はアラのポイントとして、昔から定評があります。
当初は7月4連休のうちに2泊3日の釣行を予定していましたが、台風6号の影響で1泊2日になりました。
メンバーは奥村社長と釣研FG寒竹会長と私の3名。博多港をフェリーで出発し、23日の朝6時に五島の青方港に到着。青方港から若松・深浦港に車で移動。朝7時に祥福丸にて出港し、30分後には串島の磯に渡礁。
博多港から青方港まで乗ってきたフェリー太古と、瀬渡し船の上ですれ違います(笑)
早速、アラ仕掛けをセッティング。そのあとにフカセ釣りを開始。潮は大潮なので、潮が動くからと釣果を期待したが、アジコのオンパレード。昼食後も相変わらず、アジコなので昼釣りを諦め、夜釣りに備えて昼寝をします。
夕食後、暗くなり始めた20時前から夜釣りを開始。LFシリーズの試作電気ウキを付けたフカセの方は瀬際を丹念に攻めると、アラカブ(カサゴ)に混じり、クロが釣れ始めた。
ここで、奥村社長の夜釣りの上物竿がガッツリ曲がり、ブリ上げは無理なサイズとのことでタモを入れ、獲物を見ると、なんとフカセ竿の方でアラ。奥村社長が夜釣りの上物仕掛けでアラを釣ったのは今年に入って2回目。参りました。
一方、昼から竿出ししている本命のアラ竿の方はずっとアタリがなく、油断していると、真夜中に奥村社長のアラ竿が急にひん曲がり、大型両軸リールの糸が出ないようにスタードラグをガチガチに締めているのにも拘らず、糸が何度か引っ張られ出て、慌てて合わせに行ったが、エサだけを取られてしまい、竿に乗らなかった(合わなかった)のが心残り。多分大物だったと思う。次回の釣行に期待したい。
・・・というわけで、本命のアラ竿では大バラシがあった一方、夜釣りのフカセ仕掛けでアラを釣ったという、今回のレポートでした。
また近々、この借りを返す釣行を予定しているとのこと。今度こそ、アラ竿で互角に渡り合える大物をランディングして欲しいものです。