第26回釣研FGクロ釣り選手権大会結果

11月9日(日)、釣研FG(ファングループ)主催の2014年度クロ釣り選手権が大分県南一帯で開催された。豪雨ではないものの雨が絶え間なく降り注ぐ悪天候の中、受付・表彰会場の佐伯市・池船スポーツ公園に、前夜11時の受付開始前から140名の参加者が続々と集結。大物目指して狙いを定めた釣り場へと出発して行った。
競技のルールは、検量時間内に会場へ戻って来れる磯・波止であれば、どこの釣り場で竿出ししても良いことになっている。但し今回は雨に見舞われた上に海上ではウネリが出始め、米水津、蒲江、深島は船が出せない状況。さらに鶴見崎周辺もアウトで、渡船利用の参加者は蒲戸周辺と鶴見湾内に集中することとなった。
一晩中降り続いた雨は明るくなっても止むことは無く、とうとう検量開始時刻のタイムリミットを迎えてしまった。気温が下がる11月初旬、雨に打たれギリギリの精神状態の中、さすがに今回は…と釣果が危ぶまれたが、帰着した参加者の釣果が次々と検量台に載せられてゆく。
勝負は例年通り1尾の長寸で行なわれ40cmオーバーを手にした選手が列を成し、絶え間なく上位選手が入れ替わる。今回はレディース賞を設けていたが、大物を仕留めた女性2名が精鋭の男性陣を押し退け10位内に食い込んでいる。また、ひときわ大きな歓声が上がったのは、おなじみの池永祐二選手(東九州支部)が48.0cm1370gの良型マダイを携え大会に花を添えた。
弘中聡選手(山口県支部)の、まだ夜が明けない時間に鶴見で仕留めた49.0cm1650gが首位を守り、栄えある2014年釣研FGクロ釣り選手権優勝の栄冠を手にした。
心が折れそうな状況の中、45cm以上釣らないと上位入賞ができない、非常にハイレベルな戦いとなった。検量審査中、池永名人による大分のクロ釣りの極意についてミニ講習会などもあり、2014年釣研FGクロ釣り選手権は、今年も大盛況のうちに幕を閉じた。
参加者の皆様、雨の中お疲れ様でした。また、今回幹事の大分県支部戸次支部長をはじめ会員の皆様大変お世話になりました。心より感謝致します。有難うございました。

個人賞 大会結果
順位 氏   名 所属支部 長寸(センチ) 重量(グラム) 釣り場 使用ウキ
1 弘中 聡 山口 49.0 1650 鶴見 大征黒
2 中尾 宰 福岡 47.1 1390 鶴見 エイジアマスターピース
3 下石 博文 延岡 47.0 1570 鶴見 グレ円錐EX
4 河井 英希 延岡 47.0 1510
5 森口 修一 南小倉 46.8 1440
6 長木 英徳 南小倉 46.6 1460
7 田中 洋明 山口 46.0 1500
8 渕木 愛子 福岡 46.0 1280
9 山根 勝治 山口 45.9 1410
10 行徳 るみ子 北九州 45.7 1390
レディース賞 池田 麻利江 福岡 27.0
シニア賞 外園 博明 筑豊 44.2 1270
他魚大物賞(真鯛) 池永 祐二 東九州 48.0 1370

前夜午後11時、佐伯大橋下番匠川河川敷「池船スポーツ公園」に詰め掛けた大勢の参加者。この後、思い思いの釣り場へと散ってゆく。

午後1時 期待を込め、続々と検量場所に集合。

検量審査中、池永名人による大分のクロ釣りの極意についてミニ講習会が行われた。

「厳しいコンディションの中、選手の皆さん大変お疲れ様でした」と挨拶する、釣研FG・寒竹準一会長。

「これからの釣研商品にもぜひご期待ください」と㈱釣研代表取締役・楠根丈司社長。

栄えある今大会の上位入賞者。向かって左=準優勝・中尾宰選手(福岡支部)、中央=優勝・弘中聡選手(山口支部)、右=3位・下石博文選手(延岡支部)。

               上位入賞のクロ。

優勝の弘中聡選手には、クロ釣り選手権優勝旗の授与と抱えきれない程の賞状・賞品が贈呈された。

総勢140名の大会参加者たち。


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