こんばんは。
連休、終わってしまいました・・・。
がっくりとうなだれている、松大です(注:別に仕事が嫌なわけではありません)。
しかし、出社早々「!!」となることが。
「ウキ釣り釣果情報」へのご投稿者数が、ヤバいことに・・・。
一日では、掲載しきれません!
出来るだけ早く、アップしたいと思います!!
内容は、もれなく拝見しております。
ご投稿頂いた皆様、誠にありがとうございました。
そして、GWの釣行記、今も大募集中です。是非、読者の皆様からのご投稿をお願いします!
・・・さて、GWの松大はと言いますと、釣りに行くか、悩んでおりました。
(今回は実釣の話ではありません。ご容赦下さい)
例年ですと、中五島あたりに平戸口から直行船で行き、1泊2日で帰港します。年によっては、帰港してすぐ「松大さん、もう一本行きましょう!」と船長から声がかかり、猛ダッシュでエサと食料を近所に買いに行き、2時間後の折り返し便で再度五島に向かうような釣りをしています・・・。
ですが、今年は怪我の影響もあり、万が一磯や船の上で何かがあって、迷惑を掛けるわけにはいけません。
結局今年のGWは、釣りを断念することに・・・。
ならば、と思いたったのが、3日の夜。
先週行ったばかりですが、普段は釣りに行く大分県南を、釣具を持たずに巡る旅に、出かけることにします。
松大は、旅も好きです。
4日早朝、家を発ち、一路東九州道を南下して、まず向かったのは・・・。
大分県南、蒲江・波当津の海岸です。
普段は海と言えば海面と足元の岩ばかり見ている気がするのですが、こうしてみると砂浜もきれいです。
ここから、しばらく北上を続けると、
つい数日前、江藤さんと竿を出した、米水津の磯が見えてきます。
一番右は、尾長で有名な、沖黒島です。
名礁「東のサラシ」や「長ミゾ」、「ビロー下」、強烈な足場の「ウドバナ」などがあります。
松大も、それぞれの磯に、それぞれの思い出があります。
望遠鏡を取り出して見ると、夕方の回収前で釣り人の姿がまだ残っています。
うらやましい・・・。
そして、夕方前には、もう一つの有名釣り場、鶴見崎までやってきました。
鶴見半島の「丹賀砲台跡」から、鶴見大島を望みます。
右端は、「タチバナ」や「スリオトシ」のあたりですね。
これまた、それぞれの磯での思い出がよみがえります。
更に道を進み、鶴見半島先端付近、梶寄集落のあたりまで、やってきます。
「先の瀬」、そしてその右奥に「水の子灯台」が。
その向こうは、もう四国です。
うん、釣り場を眺めるのは、釣具を持たなくても、やっぱりいいものです。
海辺では、釣りをしない人にはただの島や岩に見えるのかも知れませんが、少しでも釣りをしている人にとっては、目に入るのはドラマチックなステージであると思います。
ただし、海辺のデートスポットなどで、磯名や島名、潮などをあまり詳しく解説すると、相手にドン引きされることもありますので、注意が必要です。
・・・。
夜、この日はいったん街に出て、一泊することにしました。
さて、翌朝6時。
ホテルを出発し、向かったのは、津久見市にある津久見港。
港には、こんな看板があります。
一日6便の連絡船で、25分で目的の島に到着します。
この日は7時過ぎの1便に乗りました。
マグロ漁の母港として、そして地中海の集落のようなたたずまいで有名な、「保戸島(ほとじま)」は、釣りは可能ですが、一切のマキエ禁止というルールがあります。サビキ釣りも不可です。
でも、マキエなしでも、それなりにコツを掴めば、良型グレが釣れます。
残念ながら今日は釣りではありませんので、落ち着いて島内を歩いてみることにします。
まず連絡船の切符売場に行くと、切符を売っていたお母さんが松大の抱えてきた大きなバッグを見て、親切に預かって下さいました。
身軽になって、徒歩で島の裏側にある大きな波止場に向かいます。
裏の波止の中には、大きなアジの大群がいました。
これが福岡の防波堤なら、大変なことになるレベルです。
釣りをしたい気持ちを抑えつつ、今度は山越えで再び集落に向かいます。
とにかく平地が少なく、階段が多く、そして道が細いです。
それを端的にあらわすのが、この表示。
ネットでも話題になっていたようですが、これで県道です。
幅2mもない感じがします。
少ない平地を、少しでも有効に利用するため、道が細いんだと思います。
その道を通って、島の南にある小学校のほうに向かいます。
この島では、終戦間近に小学校に空襲があり、120人以上の尊い人命が奪われました。
そのことを昔本で読み、その慰霊碑を訪れました。
これも、この島を訪れた目的の1つでした。
そして、約2時間半の滞在を終えて、港に戻ってくると、ちょうど帰りの連絡船が入港してきました。
釣りに来たときには、どんなときでも、なかなかゆっくりと、こうした所まで見ることはできないと思います。
例えばこの瞬間であれば、切符はどのポケットに入れたか、とか、釣具を桟橋のどこに持っていかないといけないのかとか、忘れ物はないか、車の鍵はどこに入れたかとか、いつも気ぜわしく考えてしまいます。
再び待合所に行くと、お母さんがバッグを返して下さり、ジップロックに入った自家製のかきもちを松大に下さいました。
「楽しめた?」と。
そして、仲のよさそうな別のお母さんと、
「この島にはなーんにもないよ、ねー?」「うん、なーんもない」
そう、明るく松大に話しかけて下さいました。
嬉しい思い出を頂き、それだけでこの島を又訪れたい、そしてこの島の人と心の美しさをずっと大事にしたいと思いました。
津久見港に戻ると、そろそろ足がリミットのようです。
残念ですが、無理をせず、ここで福岡に戻ることに決めました。
結局、釣りをしないGWの旅でした。
一方で、松大はやっぱり釣りから離れることができないと実感した、旅でもありました。
次は楽しい釣りの話題ができるように、頑張ります。
最後になりますが、このブログ、時々は今回のような釣り以外の話題もございますが、どうか暖かく見守ってくださいますように、お願い申し上げます。