去る5月25日(土)から5月26日(日)。
長崎県平戸市宮ノ浦から五島にて、釣研FG・第28回WFGグレ(ワールド・フィッシング・ガイア・オブ・グレ)が開催された。リーグ戦・トーナメント戦での開催となった。
さて当日は熾烈な支部予選を潜り抜けたグレ釣りの精鋭52名が長崎県平戸市の宮ノ浦港に集結した。開会式を終え、丸宮海鯱、マリンエキスプレス丸銀、ニューまるみや丸、丸銀マリンアローの四艘に選手が乗り込んでの出港となった。
ルールは25センチ以上のグレの総重量である。各磯では、リーグ戦で熱戦が繰り広げられたが、結果はリーグ表を参照。
2日目の決勝トーナメントは、リーグ戦を勝ち上がった9名により五島の磯で行われた。決勝戦には過去4回の優勝経験を持つ木村真也選手(シード選手・大分県支部)を始め、経験豊富な宮川浩司選手(延岡支部)と長崎県北支部のサラブレッド・金澤 勇斗選手(長崎県北支部)が快進撃を続け見事、決勝戦に駒を進めた。
決勝会場となった磯は、何度も名勝負を繰り広げた「一ツ瀬」。ルールは30センチ以上のグレの総重量である。木村選手、大会史上初の5回目の優勝となるか。悲願の初優勝を目指す宮川、金澤両選手が優勝を目論んで釣り座に立つ。
寒竹準一FG会長のホイッスルにて決勝戦がスタート。3選手が一斉に撒き餌を打ち、仕掛けを投入する。激戦の中、各選手共に順当にグレを掛けていく。時折り、良型も飛び出して激しいせめぎ合いとなる。株式会社釣研の奥村稔社長のホイッスルが吹かれ、激しい戦いが終わった。全く予想が付かない手に汗握る展開となったが、検量の結果、木村選手が金澤選手を上回った。
他2選手も最後まで死力を尽くして懸命に竿を振ったものの及ばず。大分県支部の木村選手がチャンピオンとなり、5回目のWFGグレの優勝に輝いた。
こうして第28回WFGグレは過去の大会同様に好試合続出の大会となったが、多くの会員達は第29回の頂点を目指し、既に戦いが始まっている。