2013年度 釣研FGチヌ釣り選手権大会結果

４月１４日（日）、釣研ＦＧ（ファングループ）主催の２０１３年度チヌ釣り選手権が長崎県南部一帯で開催された。受付・表彰会場の長崎市・三重みなと公園には前夜１１時の受付開始前から、九州各地の支部計１２７名の参加者が続々と集結。それぞれが狙いを定めた釣り場へと出発していった。
いうまでもなく長崎県には沖磯の有名釣り場を始め、湾内の地磯・防波堤など釣り場は幅広く存在し、どの釣り場からでも年中手軽にチヌを狙うことが出来る。当日は南寄りの強い風が吹きあれたものの、こういった時でも風裏の釣り場が豊富にあるのが強みである。果たして何ｃｍのチヌを釣り上げれば優勝出来るのか、大いに不安と期待の中での競技開始となった。
検量開始の午後１時を過ぎ、参加者が続々と検量会場に帰着。勝負は１尾の長寸で行なわれ、釣果が検量台に載せられてゆく。何と開始早々から５０ｃｍオーバーの良型が次々と持ち込まれ、特設された上位入賞魚展示台のトップが次々と入れ替わってゆく。この様子では相当ハイレベルな優勝争いとなりそうだ。そして遂に５５ｃｍオーバーを持ち込んだのは長堂秀則選手（長崎県南支部）。小江で午前８時半頃に仕留めた５６．０ｃｍ３０８５ｇのビッグサイズのチヌは、この時点で勿論ダントツの首位である。その後さらに検量が進むも、一度もトップを譲ることなく検量時間が終了。本大会唯一の３ｋｇオーバーを仕留めた長堂選手に、栄えある２０１３年釣研FGチヌ釣り選手権の栄冠が輝いた。準優勝には近藤秀美選手（長崎県北支部）が５３．１ｃｍ２４８０ｇで続き、３位には、加藤直選手（長崎県北支部）が５２．０ｃｍ２７２５ｇで滑り込んだ。
１０名の上位入賞者のうち７位までが５０ｃｍの大台を突破するという、近年まれに見るハイレベルな戦いとなった２０１３年釣研FGチヌ釣り選手権。今年も大盛況のうちに幕を閉じた。

上位入賞者仕掛け図

前夜１１時、受付会場に集まった参加者たち。次々と狙いの釣り場へと出発してゆく。

午後１時、検量所には続々と釣果が持ち込まれ、審査員の手により慎重に検量が行なわれる。

「ハイレベルな素晴らしい大会になりました」と挨拶する釣研ＦＧ寒竹準一会長。

優勝の長堂選手には、協賛の全九州釣ライター協会よりトロフィーが贈呈された。

栄えある本大会の入賞者。左から準優勝の近藤秀美選手（長崎県北支部）、優勝の長堂秀則選手（長崎県南支部）、３位の加藤直選手（長崎県北支部）。

栄えある本大会の入賞者。左から準優勝の近藤秀美選手（長崎県北支部）、優勝の長堂秀則選手（長崎県南支部）、３位の加藤直選手（長崎県北支部）。

九州各地から栄冠を目指して集結した釣研ＦＧ会員１２７名。

入賞魚と共に。左から準優勝の近藤秀美選手（長崎県北支部）、優勝の長堂秀則選手（長崎県南支部）、３位の加藤直選手（長崎県北支部）。上位は全て長崎県内の会員で占められた。

５３．１ｃｍ３０８５ｇという優勝魚を手にした長堂選手（長崎県南支部）。朝８時からの１時間内で３尾の釣果を上げた内の１尾が、見事栄冠に輝いた。

５３．１ｃｍ２４８０ｇのチヌを釣り上げ準優勝を獲得した近藤秀美選手（長崎県北支部）。

５２．０ｃｍ２７２５ｇで３位に滑り込んだ加藤直選手（長崎県北支部）。