【名前】河野憲靖
【日時】2013年8月19日~9月20日
【場所】 広島市内河川
【釣果】 チヌ 35~49cm
【タックル】
ロッド: Ocean Ruler KREIOS KR-L78TP-ML
リール: セルテート 2506
ライン: PE0.6号+釣研 ゼロα 2.5号
ルアー: デイ
8月の盆明け以降ほぼ毎日チヌを釣って来ましたがその間の釣りをレポートしたいとします。
この間最も機能し結果が出たのが1m以下のシャローでした。
場所は私のホームと言える中規模河川、普段は河口護岸での釣りがメインですが今年は沖に数100m延びるサーフの干潮前後の釣りをメインにしました。
先ずは下げで沖に出る前、込みで入って来る時に必ずコンタクトするであろう地形変化捜しですがこれは何年も見てる河川ですからある程度は頭に入っています。
釣りをしながら細かくチェックして行くとボトムマテリアルの変化で形成された地形変化、波の侵食によって砂州やハンプ、リップラップ等の変化が形成され、その周りに小石混じりの固い砂泥底が露出している場所は特に反応が良く水深50cm有る無しの状態でも連発するポテンシャルを見せてくれました。
カニやシャコが巣穴を作り難い柔らかい砂がメインのサーフですから、そういった固いボトムが露出している部分にベイトが溜まっているのでしょう。
ピンとなる地形変化を幾つか見つけ、それを潮位に合わせて叩く事で連日安定した釣果が出ましたが、仕事帰りの短時間の寄り道ゆえ常にそのタイミングで釣りが出来る訳ではなく、潮位が高い時はこれまで通り護岸からの釣りになるのですが、チヌが散らばってしまうせいか短時間の釣りではなかなか合わせ切れず釣れはするものの数は伸びませんでした。
さて、このシャローのピンをメインにした釣りの目的にデイボトムがありました。
むしろそっちが本当の目的だったとも言えます。
チヌのデイゲームと言うとトップウォーターやバイブレーションでの釣りがよく知られていますが、ボトムフィッシュアルティメイトを使ったオーソドックスなズル引きの釣りでも釣果が出ます。
ここで重要になるのが先述した上げ下げでチヌがコンタクトするピンとそのタイミングになります。
チヌがコンタクトするピンをそれぞれのタイミングを合わせて釣り歩けばいい訳ですからある意味ポイントを絞り易いと言えますね。
リグはオールブラック、ダークブラウンのボトムフィッシュアルティメイトの10gをメインにチヌに見切られないようボトムを早巻きで通します。
早巻きするとボトムから離れやすくなるのと警戒心の強いデイのチヌ、しかもシャローですからできるだけチヌとの距離を離しておきたいので場合によってはウィードレスシンカーを12gや15gに交換、飛距離重視で使用します。
デイでも機能するはず…と思っていた砂州絡みの強い地形変化、干潮前にやはりチヌは着いており通路となるであろう部分でバイトが集中、コンディションの良いチヌをキャッチ、更に立ち位置を変え、砂州周りの水の出口になる張り出しへの繋がる地形変化で50cmに迫る厳つい居着きがヒット、水深数10cmなので左右に引っ張り回す強い引きは格別です。
シャローに残った個体はコンディションの良い良型が多いのも特徴でした。
この期間に釣ったチヌは約80枚、これが多いか少ないかは分かりませんが狙い通りに釣れたチヌが殆どですからとりあえずは良し、今後更に突き詰めて行こうと思っています。
さて、ここ数日は朝晩の冷え込みによる水温低下のせいか水深のあるタイミングに釣果が出るようになりつつあり、バイトも小さくなかなかフッキング出来ない状態が多々あります。
水温が低いなりに安定すればまた活性も上がると思われます。
一般的にはオフシーズンに入ろうとする時期ですが、私的にはとても繊細でテクニカルなボトムチニング、ファーストバイトをいかに食わせるかとゆうアングラーとチヌの駆け引きを最も楽しめる時期であり、ボトムフィッシュアルティメイトの性能が遺憾なく発揮される時期と言えます。
釣り物の豊富な時期ではありますが、そこは近場で手軽に楽しめるチニング、時には秋チヌと対峙してみてはいかがでしょうか?

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