【名前】 山中竜太
【日時】 2月11日
【場所】 小瀬川河口(山口県)

【タックル】 
ロッド:ニアリッドNR-X73TP-L
ルアー クレイジグ波動カスタム0.8g 1.0g
リール C2000S
ライン フロロ2lb リーダー フロロ4lb

【ヒットパターン】

この日は、オーシャンルーラースペシャルスタッフの河野氏との釣行。
今回のフィールドは岩国市近郊の河川河口部。
ターゲットは春にかけてシラウオパターンでこの界隈のアングラーを熱くさせるメバルだ。
ポイントは敷石のブレイクにウィードが絡んでおり、表層はシラウオを捕食するブルー、ボトムでは甲殻類を捕食する茶メバルが潜んでいる。
沖の流れのヨレではブルー、ブレイク付近のボトムのウィード周りでは茶、といったようにタイミングに合わせて明確に釣り分けが可能だ。
この日の満潮は午後11時。
午後8時の上げ潮からスタートした。
潮の流れは緩やかで時折起きに潮目ができ、その潮目がブレイクのウィード沖に差し掛かったときに活性が上がる。
クレイジグ波動カスタム0.8gにクリア系のワームをセット、表層から30cmのレンジをキープしリトリーブする。
クレイジグ波動カスタムの長所は泳ぎと引き抵抗。
軽量リグでの引き抵抗のなさは、時にバイトの感知を遅らせ、フッキングのタイミングを逃してしまうことがある。

クレイジグ波動カスタムの独特のカップ形状により、通常のジグヘッドでは感じ得ない引き抵抗が生み出され、リグの操作感を向上させる。

それは、メバリングで多様される巻の釣りでももちろん有効だ。

この操作感の向上により、わずかな違和感までもがティップに伝達され、しっかりとフッキングに持ち込むことができる。
沖の表層では19cmまでのメバルが遊んでくれた。

沖の潮目のメバルが落ち着いたところで、次はブレイクのウィードについたメバルを狙ってみた。
ボトムを取りチョンチョンと素早くティップを動かすカップが水を受けてブルブルとウォブリングを起こす。
この波動がメバルにはたまらないらしく、ブレイク付きの茶メバルが次から次へと楽しませてくれた。

表層とボトムの2種類の釣りを楽しんでいると、ついに潮が止まる。
しかし、ここからが本番。下げ潮のドリフトメバルの始まりだ。
このドリフトメバルの魅力は、川の流れを攻略するおもしろさと川の流れとメバルの引きの相乗効果によって生まれるパワフルなファイトにある。
クレイジグ波動カスタム1.0gをアップクロスにキャスト。
川の流れに乗せてスラッグを巻き取る程度のリトリーブでレンジをキープしながらドリフトさせる。
ジグヘッドがある程度流されるとこちらへ向かって反転する。
ティップがわずかに重みを感じ、川の流れを感じ始めた瞬間、「ガッ!」とまるでシーバスのようなひったくるバイト。
川の流れとメバルの引きでニアリッドX73TP-Lが弓なりに曲がる。
しかし、ここはX73TP-Lが抜群のパワーを発揮。
まったく主導権を渡さずに流れから引き剥がす。
この日最大となる22.5cmのメバルをキャッチ。
ファイトだけなら20cm後半のロッドの曲がりと魚とのやり取りが楽しめる。

これから春にかけてシラウオパターンは本格的にシーズンインしていく。

ニアリッドとクレイジグ波動を武器に、近場でも大いにメバリングを楽しめそうだ。

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