11月18日(日)、釣研FG(ファングループ)主催の2012年度クロ釣り選手権が平戸一帯で開催された。受付・表彰会場の平戸市・平戸大橋公園には前夜11時の受付開始前から120名の参加者が続々と集結。大物目指して狙いを定めた釣り場へと出発していった。
競技のルールは、制限時間内に検量が可能であればどこの釣り場で竿出ししても良いことになっている。従って普段足しげく竿出しし、得意とする平戸近郊の釣り場を目指す選手もいれば、より大物と出会えるチャンスを求め、帰着できる範囲で最も遠い五島列島まで足を伸ばす選手など、事前の釣り場選定の段階から勝負は始まっていると言っても過言ではない。当日は晴天ながら北寄りの季節風が吹き荒れる厳しいコンディション。優勝を目指し、熱い戦いがいよいよ始まった。
検量開始時刻の午後1時となり、参加者が続々と検量会場に帰着。勝負は例年通り1尾の長寸で行なわれ、選手の釣果が検量台に載せられてゆく。的山大島や宮ノ浦、生月島といったエリアは強風と高波で思うようなポイント選びが出来なかったものの、そこは精鋭揃いのFG会員だけあって40cmオーバーを確実に仕留めた選手もおり、次々と上位選手が入れ替わる。
続いて帰着したのは五島列島に向かった選手で、上五島・野崎島一帯に展開したとのこと。ひときわ大きな歓声が上がったのは、おなじみの池永祐二選手(東九州支部)がライブウエルから魚を取り出した時。46.8cm1700gというビッグサイズは、その時点でダントツの首位。その後さらに検量が進む中、池永選手に迫ろうかという大物を持ち込んだのは同じく東九州支部の幸鉄也選手。46.6cm1590gは、池永選手に僅かに2mm及ばないものの見事なサイズ。そして久保啓司選手(山口県支部)が44.4cm1220gで続き、検量終了の午後2時を迎えた。結果、このまま上位入賞魚は入れ替わらず、池永選手に栄えある2012年釣研FGクロ釣り選手権優勝の栄冠が輝いた。
10名の上位入賞者のうち9位までが40cmオーバーを持ち込み、非常にハイレベルな戦いとなった2012年釣研FGクロ釣り選手権。今年も大盛況のうちに幕を閉じた。
順位 | 氏名 | 所属支部 | 1尾長寸(cm) | 1尾重量(g) | 釣り場 | 使用ウキ |
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1位 | 池永 祐二 | 東九州 | 46.8 | 1700 | 五島野崎島 | 電輝円錐 |
2位 | 幸 鉄也 | 東九州 | 46.6 | 1590 | 五島野崎島 | エイジアLC |
3位 | 久保 啓司 | 山口県 | 44.4 | 1220 | 五島一ツ瀬 | K-5 |
4位 | 近藤 昌史 | 長崎県北 | 44.2 | 1305 | 宮之浦 志々岐 | 全遊動X-遠投 |
5位 | 松枝 大介 | 北九州 | 43.3 | 1300 | 五島野崎島 | エイジア |
6位 | 山本 直紀 | 山口県 | 42.5 | 1070 | 五島一ツ瀬 | エイジアLC |
7位 | 山根 勝治 | 山口県 | 42.0 | 1100 | 五島野崎島 | RGテクニカル |
8位 | 福田 実 | 長崎県北 | 41.3 | 12700 | 生月 | 尾長SP |
9位 | 辻 隆志 | 長崎県北 | 40.2 | 1085 | 生月 | 尾長SP |
10位 | 行徳 秀美 | 北九州 | 39.4 | 890 | 的山大島 | 電輝円錐 |