【支部】長崎県北支部
【日時】2022年6月12日(日)5時~15時
【場所】長崎県佐世保市南九十九島一帯(渡船:竹内商店)
【参加人数】24名(スタッフ7名、増田船長(支部会員))
【レポート】長崎県北支部長 久保川剛
6月12日(日)、釣研FG長崎県北支部のクロチヌ釣り大会を、南九十九島一帯で開催しました。使用渡船は、支部会員でもある竹内商店さんにお世話になりました。
大会規定は、対象魚であるクロ23cm以上の3尾までの総重量、そしてチヌ30cm以上の2尾までの総重量とし、それぞれ上位3名を表彰対象としました。また、心配された新型コロナウィルスの脅威も低くなり、開催の運びとなりました。コロナ禍の中での開催という事ではありましたが、支部会員24名の参加がありました。
参加者は全員マスク着用とし、感染予防に注意しての大会を心掛けました。
状況としては、前情報で心配されたサバゴの大量発生によりエサ盗りの動きは活発なものの、同様に本命の活性も高い様で釣果が期待されました。クロのタナは浅めで、エサ盗りやコッパグロをいかに交わすかがキーポイントになったようでした。チヌは徹底した底狙いに分があったようでした。また磯によっては北寄りの風が影響し苦戦を強いられた状況があったようでした。
クロの部優勝の久保川支部長は、オジカ瀬の西に上がり、西海SPのG3やエイジアMPの01を使用し、ウキ下1ヒロ半の全遊動仕掛けを組みました。上げ下げ共に緩い潮が流れる状況で、手前にも沖にもサバゴが大量に乱舞し、釣り始めからかなり苦戦しました。そこでツケエを工夫し、オキアミ、ネリエ、ムキミ、パン粉ダンゴをローテーションしつつ、釣るポイントを一投ごとに変えたり大量マキエで誘導したりしてサバゴをコントロールしました。
また、表層のサバゴを交わすために、針のチモトに大きめのガン玉を打って一気にツケエを落とし込み、サバゴの下で活発にエサを待っているであろうクロの口元にツケエを運ぶように工夫しました。これも功を奏し、数尾の良型クロを釣りあげることに成功しました。この場合は道糸を緩めるとツケエが入り過ぎてしまいベラなどが釣れてしまうので、しっかり仕掛けを張ったり引き戻したりしながらアタリを取りました。
チヌの部優勝の長谷会員は、ネタギ島のハナレに上礁し、大征黒沈めを使用した沈め釣り仕掛けでチヌを狙いました。道糸とハリスは1.5号、針はチヌ針の3号を結び、針から矢引きの所にG5のガン玉を打ちました。上潮が逆に流れる2枚潮に加え、表層にサバゴが大挙していた状況だったそうです。なかなかエサが通らない状況の中、
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ネリエのツケエで良型チヌのアタリを捉えたそうです。
また、第2位の野村会員は、ネタギ島に上礁し、大征黒と剛黒の沈めを使用した沈め釣り仕掛けでチヌを狙いました。表層の潮が左右に安定しなかったため、仕掛け投入後に少し待ってから穂先を海中に入れて強制的に仕掛けを入れ込んだそうです。サバゴはコーンのツケエで交わし、良型チヌを御用にしたそうです。
その他も上位入賞者をはじめ、多くの会員が本命のクロやチヌを釣りあげていました。
検量には予想以上の釣果が持ち込まれ、厳しい条件下でも釣果を出された会員の皆さん、さすがの釣技でした。
表彰式の後には、お楽しみ抽選会やジャンケン大会も開催され、たいへん盛り上がった大会となりました。
大会結果は、下表の通りです。
クロの部(23cm以上3尾までの総重量)
順 位 会 員 名 匹 数 重 量
優 勝 久保川 剛 3 尾 1,640g
2 位 金澤 新一 3 尾 1,420g
3 位 金澤 勇斗 3 尾 1,360g
チヌの部(30cm以上2尾までの総重量)
順 位 会 員 名 匹 数 重 量
優 勝 長谷 卓也 2 尾 2,450g
2 位 野村 公武 2 尾 2,450g
3 位 藤戸 一郎 2 尾 2,230g
※1、2位は同重量のため抽選