【名前】藤倉 岳司
【日時】2014.5.28
【場所】山口県岩国市内河口域
【釣果】アジ28~30cm 15匹
【タックル】
ロッド : メジャークラフト クロステージ CRK-S732AJI
リール : Abu Cardinal STX 2000S
ライン : SUNLINE DYNARD 1.35号(通しで使用)
ジグヘッド : Ocean Ruler クレイジグレンジキープ(1.5g)
ワーム : Molix Japan サターワーム クリアカラー 2.5インチ
【ヒットパターン】
例年、市内河川にシロウオが遡上を始める頃から30cm級のアジがシロウオを追って満潮時に河口域を回遊します。今年も4月末頃から30cm級(いわゆる尺アジ)が姿を見せ始め、5月初旬の満月大潮回りで好釣果が得られたので、今回新月での大潮に合わせて釣行した。

ポイントは河口から約2キロ上流にある漁港。水深は満潮時で5~7m、海底は小石まじりの砂泥地で波止先端部から10m範囲に小さなブレイクが存在する。当日は、満潮が21時29分。ポイントへは21時過ぎに到着、クレイジグレンジキープ1.5gにベイトのシロウオに合わせ、クリアカラーの2.5インチワームをセット。準備を整え最下流部の波止先端から実釣を開始した。満潮前の緩い流れが残る中、足元から沖に引かれる払い出しに仕掛けをナチュラルドリフトさせると・・・ドラグを鳴らしてロッドを絞り込んだのは28cmのアジでした。

その後、流心からの引かれ潮が複雑に変化する中、足元に当たる潮が出始めると、5m範囲の中層にアタリが集中し始めた。しかもサイズアップの30cm前後が3キャスト1ヒットと調子よくヒットし、波止先端に点いている常夜灯の明暗部から足元までのスローリトリーブでしばらくの間楽しめた。

クレイジグレンジキープは、しっかり潮をつかんで狙いのレンジをトレースするのに最適な形状をしており、河口域の様な表層とボトムの流速が異なるポイントでは、特に効果を発揮する。下げの潮が効きはじめると、河川上流からのゴミと一緒にベイトが多数確認できた。ある程度ゴミの影響が無くなった頃を見計らって再びボトム付近から丹念に探ると、再びヒットパターンへ突入。波止と平行に出来た潮目付近を集中的に狙う。これは、向かい側の波止先端部へ当たった流れが壁を作り、ベイトをボトム付近にステイさせたのではないかと考えられる。

今回の2時間半の釣りでは、リバーアジングの可能性とポテンシャルを十分体感できたと思う。満月のムーンライトが輝く大潮ではほとんどがボトムへのフォールとシェイクで反応したのに対し、新月の大潮では常夜灯がキーポイントとなる様で、表層から中層付近でのヒットが多く、潮のヨレが壁を作った時にボトムへベイトが張り付けばフォールからのデッドスローでヒットする事が確認できた。

海でのアジングとはまた違った楽しみ方ができるリバーアジング。条件さえ整えばメソッドが確立できるフィールドも多いと思われますので、お近くのポイントを開拓してはいかがですか?

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