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【名前】岩崎林太郎(いわさきりんたろう)
【タックル】
ロッド:ニアリッド NR-L86ST-P
リール:ルビアス2506
ライン:フロロカーボン4lb
【ヒットパターン】
ここ数日の冷え込みでメバルの活性もすっかり下がってしまった茨城港。急激な水温の変化はメバルに限らず多くの魚種にとっても好ましくない条件であると言える。こういった場合、魚は活発にベイトを追うことはないが決して餌を見ていないわけではない。むしろ、ゆっくりとチェイスし最後まで餌をよく観察して捕食に至るという傾向が見られる。そんな場面で活躍するのがインターシンカーとリグストッパーを使用したソルトフライのキャロライナリグである。プラグやワームをスローにリトリーブすると、どうしても魚に見切られるという心配が出てくる。これはルアーというものが、ある程度の水流を受けて泳ぐよう設計されているからであり、スローな釣りでベイトを演出することは必然的に難しくなるのだ。では何故、こういった場面でフライが強いのであろうか?マテリアルのチョイスでマッチ・ザ・ベイトが可能であるから?自重が軽いのでスローにフォールさせることが出来るから?数えればキリがないほど多くのアドバンテージを持つフライであるが、今回私が注目したのはフライ自体が形を変えるということ。多毛類(例えばバチ)が水中で自らの形を変えながら泳ぐ様子を見ればわかるように、ルアーでこの動きはそうそう演出できるものではない。しかし、フライであれば僅かな水の抵抗で一本一本の毛がリアルに動くため、スローな釣りでも見切られることが少ないのである。この日のメバルも最後まで餌を見て捕食するパターンで、同行した友人2人が苦戦する中、私の竿だけが終始悲鳴を上げていた理由はそれでしか説明がつかない。また、ソルトフライにも様々なリグがあるが、今回のように長い時間見せて釣りたい時は極力フリーな状態でナチュラルにドリフトさせる必要があり、これを紐解いていくとやはりキャロライナリグという形に辿り着くのである。それにしても今回は出来過ぎなくらい大型メバルを連発させることが出来た。

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