10月6日 和歌山県串本町須江の磯において関西釣研FG WFG選考会(釣研ファングループ主催のWFG(ワールド・フィッシング・ガイアオブグレ)世界大会の関西代表者を決める大会)及びエンジョイ大会が行われました。
当日は台風23号の余波を受け、大会場は荒れ模様、当初 湾内の1級磯を予定していましたが、急遽変更し広大な湾内の安全な磯群に試合場所を変更し、午前6時 第1回戦が開始しました。
各府県から集まったFGの精鋭18名が3人枠となり、タカバ、サンニンバエ、ナギザキ、ホアジロ、オオバナ、シミズで火花を散らし、グレ10匹の総重量を争いました。選手たちは時折来る大波、そして東の風に悩まされるものの、そこは各地のトーナメンター、着実に釣果を伸ばし串本のグレを攻略していきました。
2回戦に駒を進めたのは 土谷選手(和歌山)窪選手(大阪)島津選手(和歌山)横山選手(兵庫)宮崎選手(兵庫)小橋選手(和歌山)とFGの将来を担う若きホープ達で、1回戦の釣果のあったナギザキ、シミズで三つ巴の戦いが午前9時開始しました。この時点においても 折りしからの波は変わらぬまま、時折降るスコールのような雨も苦にならないほどで決勝戦に勝ちあがったのは共に和歌山勢の土屋選手と小橋選手、技術と地の利を生かしての勝利となった。
決勝戦はニギリメシの磯で午後0時開始。沖に向かって左側に入った小橋選手が開始早々 次々と21~24センチをキープし快調な滑り出し、右側に入った土谷選手も少し遅れて グレをキープし始め、前半終了頃には 両者互角の戦いでギャラリーも固唾を呑み試合を見守ることとなりました。その間も時折来る大波は右側の海面を真っ白なベールのカーテンに包みこむほどのサラシの中 後半に突入、今度は左側に入った土谷選手は沖の潮目、手前と多彩な攻めとバリエーションのある釣り方で 釣り上げるサイズの型が若干良く 試合終了の検量の結果は土谷選手に軍配が上がり、栄えある優勝となりました。
土谷選手は来年6月に行われるWFG世界大会に関西代表としての権利を獲得することになり、決勝戦で見せた多彩な攻めと勢いで ぜひともWFGの優勝旗を関西に持ってきていただくことを期待したいものです。
また この日行われたグレ長寸のエンジョイ大会では 1位加藤さん、2位山口さん 3位窪さんとなりました。
優勝 土谷 賢太郎 選手(和歌山)
仕掛け ウキ トーナメント ゼクト Sサイズ マスカットカラーG5
針 鬼掛 競魂 7号
ミチイト ブラックマークチヌ 1,5号
ハリス スーパーEX 1号
竿 シマノ 1,2号 5,0m
リール BB-X 2500
エサ 生オキアミ9キロ マルキューV9 V10 爆寄グレ TR
準優勝 小橋 勇飛 選手 (和歌山)
仕掛け ウキ トーナメントSG G2 チモトにジンタン5号を打つ
針 鬼掛 浅ダナグレ 5号
ミチイト フリクションゼロ 1,7号
ハリス デュエル 1,5号
竿 BB-X SZ 1,5号
リール ラリッサ 2500