11月17日(日)、釣研FG(ファングループ)主催の2013年度クロ釣り選手権が大分県南部一帯で開催された。受付・表彰会場の佐伯市・番匠川河 川敷には前夜11時の受付開始前から山口・九州各地の支部、遠くは台湾支部から総勢153名の参加者が続々と集結。受付を済ませると「一発大物」を目指し、蒲戸~鶴見、米水津、蒲江などの釣場に、優勝への大きな期待を込めて出発していった。
当日の状況は、午前中は晴れのち曇り昼から雨の天候で、釣り場によっては日の出から風が強くなり、うねりも出てくる生憎のコンディションとなった。それでもシーズン真っ只中ということもあり、釣り場によっては他のメーカー大会も開催され、多くの釣り人が竿出ししている状況。加えて日の出直後に満潮潮止まりを迎えたこともあり、限られた時間内で良型の魚信をキャッチできるかが勝負の分かれ目となった。
検量開始の午後1時を迎え、続々と参加者達が検量会場へと良型のクロが持ち込まれた。各地区ともに平均的に釣れたようであるが、場所によっては先述のように厳 しい釣りとなった人もいる中、40cmオーバーの良型が続々と持ちこまれ、魚の展示台の順位が入れ替わる度に歓声があがっていた。
その中でも優勝の座を射止めたのは、井手 大さん(福岡支部)。鶴見で、「シャイニング」の2Bを駆使して仕留めたのは、49.8cm、1735gの良型。2位とは同寸で重量では5gの僅差ではあったが並み居る強豪を抑え、栄えある2013年クロ釣り選手権の栄冠を手中に収めた。
準優勝には、一位と同寸の49.8cm、1730g、今回の主催支部でもある東九州支部の平松義洋さんが入賞。1位との重量差5gで涙を呑む結果となった。この1尾は東九州支部長でもある猪熊博之さん監修の「エイジアマスターピース」02を使い、全遊動釣法にて仕留められた。
そして3位には、49.0cm1740gを釣り上げた高橋秀徳さん(延岡支部)。クラビティ0号を駆使して入賞した。重量では1位を上回ったものの惜しくも長寸が足らず3位となった。
検量が終わってみれば、1位と10位の差が3.8cmというミリ単位での争いで、全員の釣場が鶴見という例年になく厳しい戦いで、2013年釣研FGクロ釣り選手権の幕を閉じた。
順位 | 氏 名 | 所属支部 | 長寸(センチ) | 重量(グラム) | 釣り場 | 使用ウキ |
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1 | 井手 大 | 福岡 | 49.8 | 1735 | 鶴見 | シャイニング |
2 | 平松 義洋 | 東九州 | 49.8 | 1730 | 鶴見 | エイジアマスターピース |
3 | 高橋 秀徳 | 延岡 | 49.0 | 1740 | 鶴見 | グラビティ |
4 | 藤井 豊 | 山口県 | 48.8 | 1590 | 鶴見 | |
5 | 田嶋 達也 | 長崎県南 | 48.6 | 1675 | 鶴見 | |
6 | 小野 信明 | 南小倉 | 47.6 | 1605 | 鶴見 | |
7 | 山根 勝治 | 山口県 | 47.1 | 1555 | 鶴見 | |
8 | 久保 啓司 | 山口県 | 46.7 | 1585 | 鶴見 | |
9 | 野村 豊 | 山口県 | 46.5 | 1455 | 鶴見 | |
10 | 杉田 弘行 | 山口県 | 46.0 | 1320 | 鶴見 |
順位 | 氏 名 | 所属支部 | 長寸(センチ) | 重量(グラム) | 釣り場 |
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15 | 森口 修一 | 南小倉 | 44.6 | 1325 | |
20 | 橋本 翔葵 | 山口県 | 43.8 | 1220 | 鶴見 |
25 | 藤澤 勝 | 大分 | 43.1 | 1370 | 鶴見 |
30 | 小野 寿幸 | 長崎県南 | 42.5 | 1035 | 鶴見 |
35 | 吉沢 尚 | 福岡 | 41.6 | 1115 | 鶴見 |