釣研FG統括本部長 安藤 大相
寒さも和らぎ、天候は晴れ、絶好の釣日和となった、11月25日(日)。釣研FG(寒竹準一会長)主催の「第30回釣研FGクロ釣り選手権大会」が、長崎県平戸市を受付会場にして、盛大に開催された。受付場所である平戸公園には、受付開始時間の11月24日の23時前には参加者総勢141名の選手達が続々と受付会場に集結し、受付手続きを済ませ各々の目指す釣り場へと向かっていった。
競技規定は釣研ウキをしたフカセ釣りで、釣り上げたクロの二匹重量。時間内に平戸大橋公園に戻れる長崎県のエリアであれば、どの釣り場で竿を出しても良いことになっている。例年、上位入賞のラインは、3000g以上が必要であり、やはり夜釣りに分がある勝負となる。栄冠を目指したい会員たちは長崎県北を代表するクロ釣りスポットである宮ノ浦や五島列島を目指して、出発して行った。検量開始の午後1時を迎えて続々と会員達が検量所へと帰着。40cmオーバーの良型が続々と持ちこまれ、検量会場は大きな歓声があがっていた。
今大会の優勝を決める最大魚を釣ったのは、永利敏男さん(福岡支部)。生月島の夜釣りで、「LFスマート1号」を使って仕留めたのは、48.3cmを始め2尾で、3440gの良型口太。平成最後の釣研FGクロ釣り選手権優勝の栄冠を手中に収めた。準優勝には、同じく生月島に渡り、「LFエキスパート」で、2尾で3370gを仕留めた丸田邦明さん(長崎県北支部)。そして第3位には、五島列島での夜釣りで「電輝円錐」の夜釣り仕掛けを駆使して2尾で3320gを釣り上げた田中光信さん(長崎県北支部)。
これ以降の第4位~第10位までは僅か200gでの順位決定となった。惜しくも入賞とはならなかった会員も40センチ以上のグレを検量に出しており、筆者が記憶する中でも史上最強の釣果があった今大会。近年まれに見る激しい上位争いとなった。多くの会員がベストを尽くした2018年の「釣研FGクロ釣り選手権大会」も、大盛況のうちに幕を下ろしたのであった。
大会成績
優 勝 永利 敏男(福岡支部) 3440g 生月島 LFスマート1号
準優勝 丸田 邦明(長崎県北支部) 3370g 生月島 LFエキスパート
第3位 田中 光信(長崎県北支部) 3320g 五島 電輝円錐
第4位 梅野 直樹(福岡支部) 3300g 生月島 LFエキスパート
第5位 山口 正敏(長崎県北支部) 3280g 宮ノ浦 LFエキスパート
第6位 森口 修一(南小倉支部) 3270g 五島 エキスパートグレ
第7位 藤戸 一郎(長崎県北支部) 3250g 五島 電輝円錐
第8位 加藤 直(長崎県北支部) 3200g 生月島 RG+3B
第9位 津田 祐輔(北九州支部) 3140g 的山大島 LFエキスパート
第10位 今井 雅博(福岡支部) 3110g 生月島 K-6
【大会フォトギャラリー】
上位3名表彰台
釣研奥村社長あいさつ
釣研FG橋本副会長あいさつ
優勝旗授与
受付 検量
第30回釣研FGクロ釣り選手権仕掛