平成21年11月1日(日)
釣研FG岡山支部主催第17回チヌ釣りチャンピオンシップトーナメント大会が岡山県宇野沖一帯の沖磯にて行われた。
大会直前の天気予報では昼過ぎから大荒れの予想。急遽1、2回戦の試合時間を短縮した。
午前6時の出船。1回戦で目立った釣果は「中山」で45cm級チヌを釣った竹島選手。2回戦の釣果はどの磯も良くない中、稲田選手がきっちりと中型チヌを釣っていた。そして小型ながらもかろうじて貴重なチヌを釣った古家選手。この3名が決勝戦に駒を進めた。
悪天候の予報で予定より早めに試合を進めていたため、決勝戦会場として当初予定していた磯はまだ潮位が高く20数名の観戦者があがることができなかったので、「家島の石切り」に決勝戦会場を変更。
決勝戦第1ラウンド、早速、稲田選手が竿を曲げると小型のチヌ、続けて40オーバーのチヌを釣り上げ、先行逃げ切り体制に入った。古家選手も稲田選手を追ってチヌを釣り上げる。
続けて第2ラウンド、古家選手が40cm弱のチヌを釣り上げ稲田選手に迫る勢い。竹島選手も小型ながらチヌを釣り上げ、3選手ともコンスタントにチヌを釣り上げ接戦を繰り広げた。第2ラウンド中盤、竹島選手の竿が満月を描いた。これまで、劣勢にたっていたが、大逆転の可能性もある。しかし、あがってきたのは60cmを超えるマダイだった。嬉しくもあるが苦笑いの竹島選手。
その後、雨風が強くなる中、第3ラウンド開始。ここでも稲田選手が逃げ切り体制でコンスタントにチヌを追加していった。試合が終了して港へ戻り検量すると、稲田選手がぶっちぎりの1,900g、古家選手が1,100g、竹島選手が260g。予選ラウンドから安定した釣果をたたき出した稲田選手が栄えあるチャンピオンシップ優勝の栄光を手に入れた。稲田選手が使用した仕掛けは釣研「T-ACE」と「深層水中」のくみあわせで明確なアタリをだし確実にチヌを手にしていた。
優勝 稲田 知宏氏 準優勝 古家 修氏 第三位 竹島 誠治氏