第26回WFGグレ大会

 

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去る10月15日(土)。
長崎県平戸市宮ノ浦にて、釣研FG・第26回WFGグレ(ワールド・フィッシング・ガイア・オブ・グレ)が開催された。コロナ禍で中止となっていたが3年ぶりの復活開催となった。今大会はコロナ対策が万全になされ、健康チェックは勿論のこと、開催前に参加者全員に抗原検査を実施。又、感染リスクを避けるために宿泊を伴うリーグ戦を取りやめ、トーナメント戦のみの一日開催となった。
さて当日は熾烈な支部予選を潜り抜けたグレ釣りの精鋭39名が3年分の鬱憤を晴らすべく、長崎県平戸市の宮ノ浦港に集結した。午前5時の開会式を終え、マリンエキスプレス丸銀、丸宮海鯱、ニュー丸銀丸、ニューまるみや丸の四艘に選手が乗り込んでの出港となった。
ルールは25センチ以上のグレの総重量である。各磯では一試合2時間の熱戦が繰り広げられたが、結果はトーナメント表を参照。

前回優勝の下山薫選手(五島支部)や実力者の宮原浩選手(西九州支部)が敗退となる番狂わせが起きたが、決勝戦には過去3回の優勝経験を持つ木村真也選手(シード選手・大分県支部)を始め、上位入賞経験を持つ東弘幸選手(シード選手・三重支部)、土谷賢太郎選手(和歌山支部)が貫禄の進出。その一方で今大会初出場にも関わらず、地元・長崎県北支部の若手・金澤勇斗選手が快進撃を続け見事、決勝戦に駒を進めた。
決勝会場となった磯は、宮ノ浦のシンボルである「尾上島の西」。木村選手、大会史上初の4回目の優勝となるか。悲願の初優勝を目指す東、土谷両選手。また父君の金澤新一名人(第11回大会優勝)と同じく決勝の舞台に立った金澤選手は史上初の親子2代での優勝を目論んで釣り座に立つ。
14時ジャスト、寒竹準一FG会長のホイッスルにて決勝戦がスタート。四選手が一斉に撒き餌を打ち、仕掛けを投入する。1ラウンド30分、計2時間の戦いであるが各選手共に順当にグレを掛けていく。時折り、良型も飛び出して激しいせめぎ合いとなる。後半の第4ラウンドに入った所で、木村選手と東選手が一歩リードのように見えたところで16時20分、株式会社釣研の奥村稔社長のホイッスルが吹かれ、激しい戦いが終わった。全く予想が付かない手に汗握る展開となったが、検量の結果、木村選手が東選手を僅かに上回った。
他3選手も最後まで死力を尽くして懸命に竿を振ったものの及ばず。大分県支部の木村選手が大会史上初の4回目チャンピオンとなり、WFGグレの優勝旗は2大会ぶりに大分にたなびく事となった。
こうして3年ぶりの開催となった第26回WFGグレは過去の大会同様に好試合続出の大会となったが、多くの会員達は第27回の頂点を目指し、既に戦いが始まっている。
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第26回WFG決勝者仕掛図


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