1月12日、福岡支部主催にて長崎県平戸宮之浦にて第四回釣研FG筑豊・福岡支部合同懇親クロ釣り大会が開催された。
同大会は両支部の持ち回りで例年年明けに開催しており、今年も46名の会員達が集った。
中には初釣りとなる会員も居るため新年を占う意味でも非常に楽しみな大会である。
事前情報では天気、釣況共に安定しているとの事だったが当日のAM3時に宮之浦港に到着してみると、この時期特有の北西からの風が吹き始めている事に気付く。
本土最西端に位置する平戸宮之浦では北西風の吹くこの時期は苦戦するケースも珍しくない。
この荒れる西九州有数の磯郡をどう釣るかが、今日の釣りを占うポイントと言えよう。
さて3時半より運営役員による事前ミーティング、受付、クジ引きと終わり開会式後のAM4時半。NEW丸銀丸、マリンアローに乗り込んだ会員達は元気気良く出港となった。
沖に出てみると早朝の港で感じた風は明らかな強風になっており、西側の磯では夜目にも白い波が這い上がっている事がホースヘッドから視認できる程だ。
釣りは安全第一。従い志々キ崎一帯、点在する高島、中の島など比較的風裏の穏やかな磯を選っての瀬付けとなった。
今更ながら今回のようなハードな状況で大事な事は、
・撒き餌と仕掛けのコントロール精度。
・入りにくい仕掛けを入れ込むテクニック。
殆ど息継ぎが無く、バランスを崩しそうな突風の中、それをやってのけるのは容易ではなく、むしろ並々ならぬテクニックが必要となる。
そんな状況の中、納竿の13時まで竿を振り通した選手達の帰港となった。
出港前は釣況が懸念されたものの流石は両支部会員達。
検量では続々と良型のクロが持ち込まれ、厳密な集計の結果、入賞は下記の通りとなった。
順位 | 会員名 | 支部 | 検量(クロ・尾長) | 磯名 | 船舶 | 釣場 | 船 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 柳地 正博 | 福岡 | 3,410g | 3尾 | 45.6cm | ニのハエ離れ | マリンアロー |
2 | 竹内 利夫 | 福岡 | 2,932g | 3尾 | 46.0cm | ミャーノコラ | マリンアロー |
3 | 永田 貞則 | 福岡 | 2,174g | 3尾 | 39.0cm | モトバン三番 | マリンアロー |
4 | 瀧内 昭明 | 筑豊 | 1,842g | 3尾 | 33.5cm | スベリ | NEW丸銀丸 |
5 | 中川 積 | 筑豊 | 1,638g | 3尾 | cm | 追帆崎四番 | NEW丸銀丸 |
6 | 河合 和秀 | 福岡 | 1,626g | 3尾 | 35.5cm | 長瀬 | マリンアロー |
7 | 柳之内 秦 | 福岡 | 1,622g | 3尾 | cm | スベリ | NEW丸銀丸 |
8 | 今井 雅博 | 福岡 | 1,606g | 3尾 | 41.4cm | 小松崎 | NEW丸銀丸 |
9 | 矢野 昌俊 | 福岡 | 1,568g | 3尾 | cm | 尾上船付場 | マリンアロー |
10 | 高瀬 重彦 | 福岡 | 1,524g | 3尾 | 31.1cm | 一のハエ | マリンアロー |
11 | 阿部 隆一 | 福岡 | 1,518g | 3尾 | cm | 水ケ浦奥 | NEW丸銀丸 |
また表彰式後には西支部長のお楽しみジャンケン大会サプライズで更に大盛況に。
筑豊支部・辻支部長、福岡支部・西支部長の御挨拶、寒竹会長の総評をいただき、最後は福岡支部・柳地副支部長の万歳三唱で楽しかった合同大会の幕が下りた。
自然の驚異に晒されながらも一心不乱に、真っ直ぐに寒グロを求めた両支部会員達。
そのフィッシャーマン・スピリッツに脱帽しつつ冬晴れの宮之浦港を後にした。
最後にお世話になった(株)釣研、丸銀釣りセンター様、協賛いただいた多くの方々に深く感謝し、大会報告とさせていただきたい。