基本となる3つの仕掛け(遊動仕掛け編)

遊動仕掛け

遊動仕掛けとは

ウキ自体を固定させる固定仕掛けと違い、ウキが道糸を上下に動くようにセットされた仕掛けのことです。同じ遊動仕掛けですが、ウキ止め糸やシモリ玉を使用した仕掛けは遊動仕掛けとも呼ばれ、ウキ止め糸やシモリ玉を使用しない仕掛けを全遊動仕掛けと呼んでいます。
全遊動仕掛けについては43ページからの全遊動編をご覧ください。

狙えるフィールド

ウキが任意の位置に設定したウキ止め糸とサルカン(またはウキストッパー)の間を自由に移動する仕掛けです。タナの設定も自在に行え、ウキフカセ釣りの最もポピュラーな仕掛けだと言えま
す。操作性にも優れ、防波堤から離島まであらゆるフィールドで使用できます。5~10メートル前後までの幅広い水深を攻めることができますが、基本は中層狙いです。仕掛けを引き戻し、流す操作を繰り返せば、ジグザグにタナを探ることも可能です。

メリットとデメリット

ウキ止め糸の位置を変更することで自由に探るタナを選べます。きわめて素早く、タナを変更することが可能です。デメリットとしては、ウキ止め糸が緩んで移動し、タナがズレることもあります。対応策としてはウキ止めを2つセットし、どちらかがズレてももう一方のウキ止め糸まで戻せるようにしておけば大丈夫です。
また、ウキ止め糸を2つセットすることで、ウキ止め糸の位置を変更する時にどのくらい魚のヒットするタナが変わったのかが、分かりやすくなると言うメリットもあります。

遊動仕掛けの特長

1.ウキ止めの位置でタナの変更が可能。
2.浅ダナから中層までの幅広い対応。 
3.トラブルが少なく操作しやすい。
4.ウキを移動させずに誘いが掛けられる。

中通しウキの遊動仕掛け

狙いのタナに合わせてウキ止め糸を道糸に結ぶと、半円シモリや小粒シモリで仕掛けが止まります。ウキ止め糸の位置からハリまでのタナが探れます。遊動仕掛けは5~8メートルのタナを攻めるのに最適です。使用するウキに合わせて同じマイナス浮力の水中ウキを使うことで、表層の流れとは違った潮をとらえ、効率良く魚の就餌層をつかむことが出来ます。

カン付ウキの遊動仕掛け

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