フィールド別ウキの選択と浮力選択法
フィールドによるウキの選択と浮力の選び方
ウキ釣りの入門当初はウキ釣りセットを使用すると非常に便利です。しかし、状況に応じてウキを変えて行くことで上達につながり、釣果もアップしてきます。また、仕掛けを作る楽しみもプラスされてきます。ここでは状況や狙う距離や水深に応じたウキの選択法、浮力選びの目安を説明しておきます。
ポイントまでの距離と探るタナの深さでウキを選びます。
ウキを選ぶ基準(ウキには大きく分けて2つの形状があります)
●上ぶくれタイプ・・・・・・ 潮に乗せて流して行くのに有利な形状で、風のある時にも効果を発揮します。ウキの基本となる形状です。
●下ぶくれタイプ・・・・・・ どっしりとした形状は波が強い時、潮流が速い場所で効果を発揮します。
さらに、下記の3つの観点から適切なものを絞り込んでいきます。
a.投入距離(風を考慮)
b.狙う深さ(タナ)
c.潮流の速度
他にも使用する道糸、ハリスの太さ、ツケエの種類や重さ、視認性、感度など選択の条件は様々あります。
最初は上記のa~cをまず考えるようにしましょう。
●ポイントとしては、
a.風の強い時は重量があり、サイズも大きめのものにします。
b.雨の時も重量のあるほうが扱いやすくなります。
c.潮流が速い時は安定感のあるドッシリとしたものがポイントから外れにくいようです。
d.魚の喰いが悪い時は高感度のもの(小さめで、残浮力の少ないもの)を選びましょう。
e.狙うタナが1~3メートルの時は小型棒ウキを使用した二段ウキ仕掛けが有利です。
浮力の選び方
1.海が浅い、深くても浅いタナで釣れる時の浮力は0、G2、Bの浮力の中から選びます。仕掛けの投入点が近ければSタイプ、10~20メートルの距離ではMタイプ、遠投ポイントや風のある時はLサイズのウキを選べば万全です。固定仕掛け、遊動仕掛け、全遊動仕掛けで使います。
2.海の深さが7~8メートル、魚の釣れるタナが5~8メートルの時に使用するのが2B~5Bの浮力です。
3.水深が10メートル以上、魚の釣れるタナが10メートル以上の時は1~2号の浮力を選びます。投入点が近ければSタイプ、10~20メートルでMタイプ、遠投するポイントや風のある時にはLタイプの1.5~2号のウキを選びましょう。
※いずれの場合も水中ウキ(マイナス浮力の同号数)とセットで使用するのが仕掛けの基本です。