水中ウキの役割

飛ばす、流す、沈める、誘う、抑える、止める、読むが7つの主な働き。シェイプも下ぶくらみ、中ぶくらみ、上ぶくらみがあります。大きくて軽いもの、小さくても重いものなど、それぞれが目的をもって作られており、いろいろな釣りをアシストしています。水中ウキの浮力は-(マイナス)で表示しています。マイナス表示は海中に沈んだ時の重さのことです。空中では重いのですが、海中に水中に沈むと比重の関係で、重量は一転して表示してある重さに変化します。流れに敏感に反応し、誘いのためのエサの動きを作り、狙ったタナにエサを落とし込み、必要とあれば決められたタナにエサをキープし、アタリウキの浮き上がりを抑え、食い渋り時にも効果を発揮します。

飛ばし

軽い仕掛けの飛ばし役となります。遠方の狙ったポイントへ投入する時、向かい風や横風の強い時、雨の時でも確実に仕掛けを飛ばすことが出来ます。


流し

わずかな潮の流れをもとらえます。小さな流れもつかみ、マキエ、ツケエ、潮の流れ仕掛けを同調させて、より多くのアタリを表出させます。


沈め

狙いのタナまで仕掛けを素早く沈めます。仕掛けを狙いのタナまで沈めるオモリの役目をします。空気中では重いのですが、海中に入ると表示しているガン玉と同じ重量に変化します。


誘い

タナをさぐり、ツケエに変化を与えます。道糸の出を止めることで、水中ウキが抵抗体となってスーッと仕掛け全体を上方に運び、道糸を緩めると仕掛けをゆっくりと元の位置に戻し、ツケエを躍らせます。この動きが誘いとなり、魚の食い気を誘発します。


抑え

アタリウキのフラつきを抑えます。大波やウネリに引きずられフラつこうとするアタリウキを、下方から制御して仕掛けに張りを持たせます。波の中でもアタリを明確にウキへと伝えます。


止め

一定のタナをキープします。表層の流れに負けたり、風の影響で道糸が引っ張られ、仕掛けが浮き上がるのを防止します。ポイントとなるタナや狙いの潮筋を確実にキープします。


読み

潮の流れの方向が分かります。トップカラーの部分が着水時の仕掛け絡みを伝えてくれます。トップカラーは水中視認性にも優れ、水面下の複雑な潮の動きを目に見える情報として釣り人に伝えてくれます。


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