天気と潮を知ろう!

ウキ釣りにおいて天候と潮の状況は非常に重要な項目です。ウキ選びから釣り場の選択まで状況に応じて最善のものを選び出すことが釣果を得る近道となります。

潮汐の基本

潮汐(ちょうせき)とは月と太陽の引力により、海水が一定の周期をもって満ちと引きを繰り返す自然現象のことを言います。釣り人にとって常に頭の中に入れておかなければならないデータです。潮汐により釣り場の状況は大幅に変わり、ターゲットとなる魚たちの生活にも大きな影響があらわれるからです。
釣り人の必携品のひとつに潮汐表があります。潮汐には基本的に言うと満潮と干潮があります。6時間前後で1日に2回ずつ繰り返すのですが、時間が徐々にずれて行くため、1日1回の時もあります。まずは潮汐のメカニズムを理解して、潮汐表を使いこなすようにしましょう。
・大潮(おおしお)・・・・・・・ 潮の干満の差が大きい状態。
・小潮(こしお)・・・・・・・・・・・ 潮の干満の差が小さい状態。
・中潮(なかしお)・・・・・・・ 大潮と小潮の間の期間。
・長潮(ながしお)・・・・・・・ 上弦、下弦を1~2日過ぎた頃。干満の差が一段と小さくなる潮。
・若潮(わかしお)・・・・・・・ 小潮末期の長潮を境に干満の差が次第に大きくなり始めるため長潮の翌日を若潮と呼ぶ。

潮汐と海の中

潮が動けば海流が発生し、魚たちのエサとなる小魚やプランクトンなどが移動するため、それに対応して魚の活性も上がります。潮を読むことは魚を見つける技術であり、釣果に結びつく重要なファクターであると言えます。
潮の動きは地形の変化に大きな影響を受けています。沈み瀬の有無や位置、かけ上がりの場所、水深などの海底の状況は頭の中に入れておくようにしましょう。

潮の動き

天気予報を理解しよう

日の出、日の入りの時間は釣り人にとって朝マズメ、夕マズメと呼ばれ、魚の喰いが良い時間帯にあたります。天候以外にも確認しておきたい項目です。

風向き、風速

風の情報も波の情報とあわせて、釣り人に与える影響が大きい項目です。風が強い日は細めの道糸を使用するなどの対策が必要になってきます。

波高、波の方向

風とも密接な関連を持っています。渡船を利用する釣り場では船長が判断を行いますが、地磯や防波堤ではすべて自分で判断しなければなりません。特に安全面にかかわることなので十分な注意が必要となってきます。
実釣面では波により釣り場の選択が変わる点や、ウキが波から受ける影響でサイズや形状を選択する必要も出てきます。

潮の見方について

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