竿の操作と仕掛けの投入方法
仕掛けの投入は絡み、エサ落ちなどのトラブルを避けるために、きちんと修得しておきたい技術です。どんなにしっかりとした仕掛けでも、絡まってしまっては魚にエサが届きません。
タスキ振りを覚えよう
タスキ振りは背後に障害物があってオーバーキャストが使えない釣り場でも行なえます。わりと飛距離も出る投入法だといえます。周囲に多くの釣り人がいて混雑している釣り場でも、スムーズに投入することができます。
1.リールのベールを起こして、リールの足を中指と薬指の間で握り、人差し指に道糸を掛けます。竿を上方やや斜めに構えます。
2.竿に道糸が絡みついていないことを確認して振りかぶり、ハリスを持っている手を離します。衣類や手にハリが掛からないように注意します。
3.仕掛けが後方に行ったことを確認して、竿を前方に振りおろします。サオが頭上を越したときに、人差し指に掛けているリールの道糸を離します。
4.仕掛けが着水するまで竿の角度を保ったままにします。着水寸前に人差し指でリールの道糸を軽く押さえ、道糸の出るのをセーブします(これを「サミング」といいます)。着水後は穂先を海面近くまで下げます。
仕掛けの投入方法
サミングを覚えよう
ウキが着水する直前にスプールに軽く人差し指を当てて、道糸の出るのをストップさせます。ブレーキをかけることで仕掛けが前方で一直線になります。
◎着水後、仕掛けを手前に引くと仕掛けが一直線になり、なじみが良くなります。